JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)主催のスポーツクライミングの全国大会において、シード権のような優先出場枠【JMSCA推薦選手】という制度がありますが、いったいどうしたら手にすることができるのか、説明したいと思います!
【対象大会】
1.日本ユース選手権リード競技
2.ボルダリングユース日本選手権
3.JOCジュニアオリンピックカップ
4.全国高等学校選抜スポーツクライミング選手権大会
5.リードジャパンカップ(LJC)
6.ボルダリングジャパンカップ(BJC)
【JMSCA推薦選手条件】
1.日本代表
2.ユース日本代表
3.前年度の上記対象大会で準決勝以上に進出した選手
4.上記対象大会直近の国体で決勝進出した選手
一覧表にするとこうなります!
今年の8月に開催されるJOCジュニアオリンピックの愛媛県選手で説明すると、今回3選手がJMSCA推薦選手で出場しますが、3選手とも2大会で決勝に進出し、JMSCA推薦選手の権利を獲得しました。
この3選手はJMSCA推薦選手の常連で、簡単に出場枠を獲得しているようにみえますが、この壁の高さは出場した選手にしか理解できないくらい難しいことです!
決勝に進出できずに競技生活を終える選手がほとんどを占める中で、愛媛のジュニアは本当に頑張っています!
1.井上遼選手:第20回JOCジュニアオリンピック ユースA 4位、えひめ国体リード少年男子 6位
2.高村佳吾選手:第20回JOCジュニアオリンピック ユースA 9位、えひめ国体リード少年男子 6位
3.大政涼選手:第20回JOCジュニアオリンピック ユースB 3位、第4回ボルダリングユース日本選手権 ユースA 7位
特に、JOCジュニアオリンピックカップの場合、一般出場選手(各岳連推薦)は各都道府県から2~3名しか出場できないため、JMSCA推薦選手の権利を獲得することにより、県の代表選手の人数が増えます。
もし、この3選手がJMSCA推薦選手の権利を持っていなかった場合、実力的にこの3人が岳連推薦となるため、他の選手に出場するチャンスがなくなります。
競技を目指し、来年以降全国規模の大会に出場したいと努力している選手は、愛媛県選手が決勝進出できるよう応援してあげてください!
それが、来年のあなたたちの出場を左右します!