ロシアの国ぐるみのドーピングや、カヌーでの禁止薬物混入事件等で、日本でもアンチドーピングに対する意識が高くなってきているところですが、実際にアンチドーピングを意識しているスポーツ選手は、未だトップレベルの選手に限られているといっても過言ではありません!
国内大会では、国体、リードジャパンカップ(LJC)、ボルダリングジャパンカップ(BJC)、コンバインドジャパンカップ(CJC)等が、国際大会は世界選手権、ワールドカップ、FISE等ほとんどの大会がドーピング・コントロールの対象となっています。
うちはまだ子供だから、まだトップ選手じゃないから大丈夫という考えの方が非常に多いですが、もうそんな時代ではなくなりました。
今やジュニアのスポーツクライミングの世界でも、ユース選手権やJOCジュニアオリンピックは、ドーピング・コントロール対象大会となっており、ドーピング検査等の同意書がなければ大会に出場することはできません。
風邪を引いたり、持病があったりして医療機関から薬剤を処方される場合は、アンチ・ドーピング禁止薬物に抵触しない薬剤を使用してもらうよう担当医師に依頼し、院外薬局の場合は薬剤師に禁止薬物が使われていないか確認をしてください。
アンチドーピングは、すべて自己責任だということを忘れないでください!
あと、医師に禁止薬物についての知識はないと覚えておいてください!
なので、自身でのダブルチェック、トリプルチェックが必要です!
極端な話をすると、みなさんが喉が痛いときに舐める「南天のど飴」、これにもアンチドーピングの禁止薬物が含まれています。
特に大丈夫そうでダメなのが漢方薬系です。ここ数年で漢方薬の使用量が10倍になっているという話もありますので、服用される場合は充分に注意を払ってください。
下記にアンチドーピングに関するHPや検索サイト、連絡先を記載しておきますので、ご活用頂ければと思います。
JADA(日本アンチドーピング機構) https://www.playtruejapan.org/
禁止表国際基準 https://www.wada-ama.org/sites/default/files/resources/files/2018_prohibited_list_japanese.pdf#search=%27%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%B0+%E7%A6%81%E6%AD%A2%E8%96%AC%E7%89%A9+%E4%B8%80%E8%A6%A7%E8%A1%A8%27
禁止表国際基準に基づいた検索サイト https://www.globaldro.com/JP/search
JADA 薬の問い合わせ先 https://www.realchampion.jp/contact
日本薬剤師会 消費者薬相談窓口 anti-doping@nichiyaku.or.jp
愛媛県薬剤師会お薬相談窓口 FAX:089-921-5353
※禁止表国際基準は、世界アンチドーピング規定であり、毎年1月1日に改訂されます。
改訂により、昨年まで大丈夫だった薬剤が、今年からダメになったとか、逆に昨年までダメだった薬剤が今年から大丈夫になったというケースも多々ありますので、薬やサプリメントを常用されている方は注意してください。